Babel Fish と Babel
フロントエンドのビルドツール Babel の名前の由来。『銀河ヒッチハイク・ガイド』に登場する、人間がどんな言語でも理解できるようになる Babel Fish という生物と同名だ。
徐宥のブログ記事で Babel Fish という名前を見かけ、すぐに『銀河ヒッチハイク・ガイド』に登場する、耳に飛び込むとどんな言語でも理解できるようになるあの生物を思い出した。
フロントエンドの Babel も似たような役割だ。新しい JavaScript の構文を、より多くの環境が理解できるコードに変換する。ブラウザやランタイム間の言語の壁を低くする。Babel Fish という名をこうしたツールに冠するのは、確かにふさわしい。
Babel という名前は、実際にここから来ている。
Babel という言葉は、ダグラス・アダムス(Douglas Adams)の『銀河ヒッチハイク・ガイド』に登場するバベルフィッシュ(Babel Fish)に由来する。人間がどんな言語でも理解できるようになる架空の生物で、同時にバベルの塔(Babel Tower)の物語へのオマージュでもある。旧約聖書の『創世記』では、神がバベルの塔の建設を妨げたことで人類の言語が混乱し、さまざまな言語が生まれたとされる。
この設定自体が秀逸だ。BBC が Babel Fish を紹介したとき、非常に短い言葉でこう説明していた。ある言語を別の言語に直接変換し、本来ならコミュニケーションが取れない種族同士も互いの言葉を理解できるようにする。こうして Babel という名前を見直すと、これ以上ふさわしい由来は他にないと思える。
画像を探すついでに、Wikimedia Commons の Babel Fish アイコンもちらりと見た。あの古いアイコンの雰囲気が、この小さな記事の趣きにわりと合っている。本のページも一緒にめくった。Open Library の『The Hitchhiker's Guide to the Galaxy』だ。
Babel の名前の由来についての転述は、まずこの出典を記しておく。
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