How ではなく What へ
Feishu ボット経由で pi ツールを遠隔操作する実践と、AI 支援開発の観察から気づいたのは、開発の考え方の転換——「どう実装するか」ではなく「何を実装するか」を伝えることだ。
週末、amp ツールで AI に Feishu ボットを開発してもらった。チャットでサーバー上の pi ツールを遠隔操作できる仕組みだ。最初はシンプルな実装だった:メッセージを送ると pi が実行し、結果を返す。
その後 GitHub で Telegram 経由で Claude Code を操作する「claude-code-telegram」プロジェクトを見つけた。このアイデアを Claude に伝えて、Feishu と pi に適用できるプロンプトを生成してもらい、そのプロンプトを amp に渡して開発してもらった。amp がコアの実装を仕上げた後、コマンドフォーマットを pi に合わせるよう指示した。
この間、自分は一行もコードを書いていない。ただ「何がほしいか」を伝えただけだ。
この経験で、最近見た話を思い出した。Claude Code のメンテナーである Boris が、自分の仕事のやり方を根本的に考え直すきっかけになった出来事をツイートしていた。チームがメモリリークの問題に直面し、Boris はいつもの手順で調査を始めた:ヒープダンプをエクスポートし、DevTools を開き、プロファイルを分析し、コードと照らし合わせる。一方、別のエンジニア Chris はこの調査タスクをそのまま Claude Code に任せた。
Claude Code はヒープダンプを受け取ると、自ら分析ツールを書き、Boris よりも速くリークポイントを特定した。
Boris はツイートで、エンジニアとして初めて IDE をまったく開かなかった月だったと書いている。Opus 4.5 が約 200 の PR を書き、すべてのコードが AI 生成だった。ソフトウェアエンジニアリングは根本的な変化の只中にあり、早期採用者や実務者にとっても一番難しいのは、期待値を常に再調整し続けることだ。そしてこれはまだ始まりに過ぎない。
私たちが AI に伝えるべきなのは意図だけだ。AI にどうやるかまで指示する必要はない。
2026-02-25 追記:Claude Code が公式に remote control に対応した。ローカルで実行中の Claude Code セッションを claude.ai/code や Claude モバイルアプリから接続できる機能だ。スマホ、タブレット、別の PC からローカルセッションを継続できる。ローカルセッションのすべての能力——ファイルシステム、MCP サーバー、ツール、プロジェクト設定——はそのまま使え、ターミナルとリモートインターフェースの会話はリアルタイムで同期される。
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