ドット絵ツールにスタイル段階、三フェーズ描画、自己チェックを追加

(記事は中国語) 中文

ドット絵ツールに三種類のスタイル(NES、Game Boy、PICO-8)、ジェスチャー、認識、表面の三フェーズ描画、フェーズ切り替え時の自動チェックを追加した。発想の源はオープンソースの黒ペンイラスト skill。スタイルは機械化すべきで、画家の模倣ではない。


先月、GitHub で antibes-holiday というプロジェクトを見つけた。作者は「リラックスした黒ペンイラスト」というスタイルを agent skill としてカプセル化し、AI にこのスタイルの黒ペンスケッチを描かせる。プロジェクトは小さいが、考え方は興味深い。どの画家も模倣していない。

一般的なスタイルプロンプトは「○○のスタイルで、筆致は適当に」。antibes-holiday は逆で、スタイルを実行可能な機構リストに分解する。筆の物理的挙動、テンポ、省略表現の認識、積極的な余白、非均衡なプロポーション。「不完全」もパラメータにしている。輪郭のドリフト、線のオーバーシュート、接合部のずれは許容され、むしろ奨励される。線が機械生成ではなく人間の手によるものに見えるからだ。

描画プロセスも三パス。第一パスはジェスチャーで、素早い構造バリエーションを三つ描き、磨かない。第二パスは認識で、主体を判別可能にする省略表現だけを足す。第三パスはペンの生命で、物理的な筆致の質感を取り戻す。各パスに独立したチェック基準がある。

私自身のドット絵ツールは、まさに同じことのもう一つの側面だった。

AI ドット絵 のワークフローは画像理解、描画、画像検証の三段階。描画段階でモデルは 16×16 グリッドに一マスずつ色を塗るが、ずっと違和感があった。ブループリントを受け取ったら一気に塗り終え、塗り終えたら終わり。プロセスのない人間のようだ。

antibes-holiday から移せるものが二つあった。スタイルの機械化と三パス描画。三つ目のフェーズチェックは別の流れから来ている。私が整理した AI 画図の技術調査に繰り返し現れる「生成、評価、修正」というパラダイムで、これを描画フローに埋め込んだ。

まずスタイル。ドット絵のスタイルは筆画よりもパラメータ化しやすい。変数が硬いからだ。パレット、ディザリング、アンチエイリアス、輪郭戦略。ツールの「パレット」を「スタイル」に昇格させ、三段階にした。

クラシック NES:16 色、色相シフト(ハイライト暖色、シャドウ寒色)、1px アンチエイリアス許可、輪郭はローカル色の濃い版。

レトロ硬辺(Game Boy):4 色、ディザリングなしアンチエイリアスなし、すべての形は純色ブロック、輪郭は最も濃い色。

レトロディザー(PICO-8):16 色、中間調に checkerboard ディザリング許可、粗さを保つ。

各段階は「機構セクション」に対応し、描画時にプロンプトに注入する。モデルは「PICO-8 とは何か」を知る必要がない。機構を守るだけでいい。ディザリングは可、グラデーションは不可、物体ごとに二〜三色階。

制御された欠陥もここに落ちている。色階不足、硬辺、banding はドット絵では本来欠陥だが、スタイル段階ではスタイルパラメータになる。Game Boy の 4 色階は制限であり、同時に個性だ。

次に三フェーズ。描画を「一気に塗る」から三フェーズに変えた。モデルは set_phase ツールで自主的にフェーズを宣言し、サーバー側が順序を検証する。後戻りは禁止。

ジェスチャー草稿(最大 8 ステップ):大きな色ブロックで主体のシルエットを敷く。濃い色と中間色のみ、細部はやらない。

認識細部(最大 15 ステップ):輪郭、目、関節、特徴的なマーク。主体を判別可能にする。

表面の生命(最大 10 ステップ):明暗、ディザリング、アンチエイリアス、ハイライトで仕上げ。

キャンバスは 256 マスしかないが、プロセスは大きな絵と変わらない。まず型を取り、細部を詰め、最後に質感を整える。

黒ペンの三パスとの違いが一つある。あちらは筆を重ねて描き直せるが、こちらは三フェーズで後戻りできない。256 マスのキャンバスは描き直しのコストが低く、単方向なのはモデルが行ったり来たりするのを防ぐためだ。二つのフローが共有するのは同じ認知の順序。粗いものから精緻なものへ、だ。

三つ目が最も役に立つ。フェーズチェックだ。モデルが次のフェーズへの移行を宣言した瞬間、サーバーがキャンバスをスナップショットし、視覚モデルがブループリントと照合して完了したフェーズを評価する。シルエットは読めるか、特徴は判別できるか。評価結果は次のラウンドのメッセージに注入される。モデルは「前のフェーズのどこがおかしかったか」というフィードバックを持って描き続ける。

これは「生成、評価、修正」のループを描画プロセス自体に埋め込んだことになる。以前は検証が最後に一度だけあり、不合格なら最初からやり直し。今は各フェーズの終わりに軽量チェックがあり、問題が早期に露呈する。

もう一つ小さな変更。画像理解段階で元画像から 3〜5 色の主色を抽出し、パレットの色番号にマッピングして、COLOR MAP としてブループリントに書き込む。描画モデルは推測ではなくマッピング色を優先して使う。

三つを合わせると、描画プロセスは「マスを塗る」から「絵を描く」になった。まずシルエットを敷き、特徴を詰め、仕上げ前に自分でチェックしてから次のフェーズへ。ユーザーが見るリアルタイムのプロセスも変わった。AI は粗いものから精緻なものへ、人間のように描く。

ツールのアドレス:AI ドット絵


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